Abstract
DIYとは「器用な人だけができる趣味」ではありません。本記事では、DIYを
目的を設計し、できること・できないことを整理しながら形にしていく技術
として説明します。
これからDIYを始めたい人だけでなく、
- 作りたい気持ちはあるが何から始めればいいかわからない
- 自分に才能があるかわからない
- 子どもと一緒に何か作りたい
- 自分の「軸」を見つけたい
という人にも役立つ内容になっています。
このサイトのDIY記事の目的
このサイトのDIY記事は
同じものを再現できる人を増やす
ことではなく
自分らしく創れる人を増やす
ことを目的に書いています。
筆者自身も
- デジタルペイント
- DIY
- 手芸
- サーバー構築
- Website運営
- 調査・研究
などを広く試してきましたが、最初からできたものは一つもありません。
それでも続けられた理由はひとつです。
自分でやってみようという軸があったから
そして経験を重ねるほど、
どの分野にも共通する「作るための考え方」が見えてきました。
この記事ではその共通部分を整理します。
DIYに必要な5つの概念
DIYを考えるとき、このサイトでは次の5つを区別します。
- 軸
- 興味
- 才能
- 努力
- 目的
これらを整理しないまま作ろうとすると、
- 何が足りないのかわからない
- 計画が立たない
- 作りたいものが作れない
という状態になりやすくなります。
軸とは何か
軸とは
人生の方向を決める動力
です。
例えば:
- いつか美しい作品を作りたい
- 自分の作ったもので人を笑顔にしたい
- 経験を発信し続ける人生を送りたい
などです。
軸は「やりたいこと」より深く、
「捨てられないもの」です。
興味とは何か
興味とは
軸より広い関心の集合
です。
例えば:
- 木目のきれいな板が好き
- 白い部屋に住みたい
- ChatGPTと音声で会話したい
興味を整理すると軸が見えてきます。
才能とは何か
ここでは才能をこう定義します:
目的達成に使える、すでに持っている能力
例えば:
- はさみがうまく使える
- 人と話すのが得意
- 重いものを持てる
などです。
重要なのは
才能は絶対能力ではなく目的依存である
という点です。
努力とは何か
努力とは
まだできないが、できるようになる見込みがある能力
です。
例えば:
- タイピングを練習する
- 部活動に参加する
- 筋トレをする
などです。
目的とは何か
目的とは
軸を具体的な行動に変換したもの
です。
例えば:
- 一枚板テーブルを作る
- 北欧風の部屋を作る
- 音声AIプログラムを作る
などです。
才能と努力は目的が決める
よく言われる言葉があります:
才能も努力も人それぞれ
これは正しいです。
しかし重要なのはその先です。
目的がなければ才能も努力も定義できない
例えば:
「切り絵を作りたい」
なら
はさみが使える → 才能
になります。
しかし
「50m走を速くなりたい」
なら
はさみが使える → 無関係
になります。
つまり:
目的
↓
才能が定義される
努力が定義される
という順序になります。
DIYの思考モデル(四象限)
DIYでは次の整理が非常に有効です:
中心:目的
そこから
- すでにできること
- 将来できるようになること
- 他人に頼めること
- 必要だが未整理なこと
を分解します。
これだけで作業の成功率は大きく変わります。
才能とは「現在の能力+将来移動できる能力」
このモデルでは
才能=
- いま持っている能力
- 将来能力に移せる要素
です。
努力とは「象限を移動させる行為」
努力とは:
できない
↓
できる
へ移動させる行為です。
つまり努力は
能力そのものではなく
変換プロセス
です。
DIYで最も重要な視点:「他力」
DIYというと
自分で全部やる
と思われがちです。
しかし実際は逆です。
仕事とは
1%の自分の力と
99%の他者の力でできている
道具
材料
情報
社会
すべて他人の仕事です。
目的は引き算で達成される
DIYは足し算ではなく
引き算で達成されます。
考え方はこうです:
目的
−(才能+努力)×時間
− 他力
= 0
これが成立したとき
目的は完成します。
エジソンの例
エジソンは発明王と呼ばれていますが
彼の発明もゼロから生まれたわけではありません。
ガス灯の都市構造
既存技術
社会インフラ
の延長線にあります。
つまり:
発明もDIYも
他人の仕事の上に成立する
ということです。
まとめ
DIYとは
器用さではありません。
才能でもありません。
DIYとは
目的を設計する技術
です。
そしてその第一歩は
目的を言語化すること
です。
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